Boom Boomの元祖と言えば、Paul Lekakisが86年にリリースしたデビュー曲、"Boom Boom"。この曲の世界的な大ヒットがあったからこそ、後々の作品にこのキー・フレーズが使用され、多数の類似作が作られたのであろう。その点では、この曲がユーロビートの方向性を決める重要な曲になったと言っても過言ではない。アメリカではラジオのエア・プレイから火がつき、ビルボードで43位にチャート・イン。イタリア製のハイエナジーが全米チャートに食い込んだのは、後にも先にもこの曲だけではないだろうか。また、オーストラリア、日本では堂々の1位を獲得し、86年度の洋楽年間セールスNo. 1に輝いている。Baby Energy - Boom Boom In My Heart
Body Heat - No! Mr. "Boom Boom"
Cherry - DJ Baam! Baam! Play The Boom Boom!
Cindy - Push Me Boom Boom
D.Essex - Boom Boom Fire
Dave Rodgers - Boom Boom Japan
Flashman & The Spider Girls - Boom Boom Dancing
Giacomo Caria - Bang Bang Boom Boom
Joe Banana - Boom Boom Sexy Lady
Johny Bomb! - Boom Boom Body Talk
Judy Crystal - Boom Boom Boom
King Kong & The D. Jungle Girls - Boom Boom Dollar
Lou Grant - Boom Boom Para Para
Luna - Boom Boom Tokyo
Macho Gang - Boom Boom Party
Marie Belle - Boom Boom Boom
Mirka - Boom Boom DJ
Mister Max - Crash Boom Boom
Niki Niki Feat. Karen - Boom Boom Baby
Nikita Jr. - Like A Boom Boom Boomerang
Paul Lekakis - Boom Boom
Suzy Lazy - Boom Boom Girl
Tam Arrow - The Boom Boom Power
The Asia Gang - Boom Boom House
Vengaboys - Boom, Boom, Boom, Boom
Nine: ネットで最初のドミノ・ファンサイト、Dominonline.comのためにこのインタヴューに応じて頂きありがとうございます。自己紹介とあなた自身のことを少しお聞かせ下さいますか。
Domino: 自分自身を言い表すのって案外難しいですね…うーん…とにかく(笑)、私の名前はアレッサンドラで姓名はガッティです。私の大好きな父がミルカというニックネームも付けてくれたの。星座はさそり座で、北イタリアのマントヴァの近くの小さな町で生まれました。母はとても陽気な人で、父は自称大天才、兄はいつも何かを嘆いている人。今は私の人生で最愛の人と一緒にマントヴァに住んでいます。息子のフェデリコ(13歳)のことね。彼って素晴らしいのよ。いつも夢に見てきた自慢の息子なの。ちょっとクレイジーだけど、アーティストで、ミュージシャンで、デザインもするし。私と父親のデイヴ・ロジャースの良いところを兼ね備えているのね。
私がちょうど芸術学校を卒業した時にデイヴと出会って、勉強は止めました。もうこの辺にしましょうね。これ以上は自分を曝け出したくないので…(さそり座はミステリーが好きなのよ)。
Nine: まずお尋ねしたいのですが、ドミノという名前の由来は何ですか。何か特別な意味合いがあるんでしょうか。
Domino: デイヴがこの名前を付けてくれたんです。彼がペット・ショップ・ボーイズの『ドミノ・ダンシング』という曲が好きで、それでこの名前にしようって。私もすごく気に入ってます。とてもラッキーなチョイスだったとも思います。それから、ドミノと聞くと自分のことだと思うようになって…支配者(注:イタリア語のDOMINOには「支配する」という意味がある)という意味じゃなくて、ゲームのドミノね。
Nine: ユーロビート・シンガーになることに決めたのはどうしてですか。また、それはあなたご自身が決めたのですか。
Domino: これは認めなくちゃいけないんですけど、決めたのは私じゃないんです。私の代わりにデイヴが決めてくれたの。私の体には昔も今も音楽の血が流れていて、音楽のない生活なんて想像できないわ。家に帰ってまず最初にすることは、ステレオをつけることなんですよ。車を運転する時もそうです。音楽ならどんな種類のものでも好き。歌うのもね。初めて歌ったのは9歳の時で、私の住んでる小さな町の教会でだったの。スターだったのよ!それから86年にデイヴと出会って。彼はその頃ファリーナ、クリヴェッレンテと一緒に働いていて、バック・ボーカルを探していたのね。そこで私の出番!「私がやります」って彼に言ったの。最初は趣味だったんだけど、そのうち本職になっちゃって。それでユーロビートを歌い始めたのよ。厳しい道のりだったけど、デイヴの根気強さとアレッサンドラの意志の固さのおかげで、こうして今のドミノになれたんだと思います。
Nine: 日本語の曲をたくさんリリースされていますが、日本語は非常に難しいので、すごいことだと思います。日本語を話せるんですか。
Domino: 日本語を習って1年になるわ。週に2回レッスンを受けてます。すごく難しいけど、私って簡単なことをするのは好きじゃなくて。習い始めた最初の1ヶ月は、私の素敵で聡明なサチコ先生を疲れさせてしまったけれど。それから、私って日本が大好きなんだと思ったの、そしてそこで働けるなんてラッキーなんだって。あんな素晴らしい人たちと一緒に。
Nine: ドミノの曲を作るようになったきっかけは何ですか。
Domino: 私のキャリアの最初の頃はデイヴが曲を書いてくれました。素敵な曲だけど、悲しげな…すごく悲しげな曲だった。私自身はそういうタイプじゃなくて、明るいの!デイヴは私が作って欲しいようなユーロビートの曲は書けないって言ったんです。彼には彼の素晴らしいスタイルがあって、それはロックの時代を過ごした世代の人たちが持ってるもので。彼は私より10歳年上で、違った経験をしてきているし、違った人生を歩んできているんだから、違った音楽を作り出すのはノーマルなことよね。94年に元同僚のブラット・シンクレアが、私に彼の曲『トラ・トラ・トラ』を歌わせようって決めたんです。面白い曲を歌えてすごく嬉しかった。その後、自分やゴー・ゴー・ガールズ、ロリータ、メガ・エナジー・マン、マット・ランドのために曲を書き始めたんです。
Nine: あなたの名前がクレジットされている有名な曲にはマット・ランドの『ヒヤ・アイ・アム』、ロリータの『ゴーイン・オン』、ゴー・ゴー・ガールズの『ホット・フォー・ユア・バディ』などがありますが、曲のクレジットに『A. Gatti』と書いてある時にはどういう意味があるんですか。
Domino: 私がその曲の作者の一人だという意味です。プロダクションをフォローすることもよくあるんですけど、プロデューサーとしてクレジットされることは滅多にないです。
Nine: あなたが歌う時に主に使われている名前はドミノですが、過去にはミルカ、ジュリエット、ゴー・ゴー・ガールズ、キング・アンド・クイーンなど、他の名義もありました。もっと最近のA-Beat Cのプロジェクトではどんなボーカル・ワークをされてるんですか。
Domino: 誰も覚えていないでしょうね(あるいは誰も知らないと言った方がいいかしら)。でも、私はデイヴ・ロジャースとアルベルト・コンティーニがA-Beat Cを創った時から一緒だったんです。数年前にデイヴと問題があって、チームを離れたけれど。でも、彼に対してわだかまりとか恨みとかは持ってないです。デイヴが歌うの聴いて、見て、たくさんのことを学んでこれたし、私はとてもラッキーだった。だけど、この話はもう止しましょう。私が残してきたもの全てについて話していると悲しくなってくるから。
Nine: ユーロビートは日本では本当に人気がありますが、カナダやアメリカにも日本人と同じくらい、もしくは彼ら以上にユーロビートが好きなファンが僅かながら居ます。このファンサイトは英語圏の人向けのものです。というのもユーロビートやユーロビートのアーティストに関する情報の大半は日本語で書かれたものしか見つけることができないからなんです。北米にファンが居ることについてどう思いますか。
Domino: 素晴らしいことだと思います。インターネットを発明してくれた人に感謝したい。インターネットがなかったら、あなたたちのような素晴らしい人たちが居ることも知らなかったでしょうね。
Nine: これは答え難い質問かも知れません。私自身、誰かにこの質問をされてもいつも決めることができないので。あなたの一番お気に入りのドミノの曲は何ですか。
Domino: 全部好きです。だってどの曲にもそれを作った当時の思い出があるから。でも、選ぶとすれば、その中でも特に大切な曲は『スピニング・ライク・ア・トップ』です。理由は3つあって、まずこのタイトルはフェデリコが6歳の時に、一緒に「こま」で遊んでいて思いついたものなの。あの時はすごく楽しかった。それで他の人たちもきっと「楽しいこま」を題材にした曲を気に入ってくれると思ったの。2つ目の理由は私が初めて書いた曲で、プロデュースも自分でやった曲だということ。少しだけ手伝ってもらったけれどね。3つ目の理由は私の初めての日本語の曲だったということ。
Nine: 最近、ユーロビートの曲のインターネットでの著作権侵害が大きな問題になっています。楽曲のダウンロードやファイル共有について、あなたのご意見をお聞かせ願えますか。また、ダウンロードではなく、もっと多くの人にCDを買ってもらうために、ユーロビート・アーティスト、レーベル、エイベックス・トラックスはどうするべきだと思いますか。
Domino: この話題について話すと、非常に腹立たしいわ。インターネットで曲をダウンロードする人たちは泥棒と一緒です。これ以上話すと、何かまずいことを言ってしまいそう。理屈に合わないですね。誰にもこの重大な問題の解決策が分らないなんて。
Nine: 最後に、ユーロビート業界でのあなたの今後について、私たちにお話し頂ける特ダネは何かありますか。3枚目のアルバムは出るのでしょうか。また、あなた自身のためにでも、他のA-Beat Cのアーティストのためにでもいいんですが、現在制作中の新曲が何かあればお知らせ頂けませんか。
Domino: お話しできるのは、私が決してユーロビートからは離れないということ。今スクープを明らかにすることはできないけれど、その時期が来たら発表します。私の今後については、まず一番にあなたにお知らせすることを約束します。とにかく「びっくりするようなニュース」を待ってて下さいね。
Nine: あなたは『トラ・トラ・トラ』、『アイ・ウォナ・ダンス』、『ガッチャ!』、『スピニング・ライク・ア・トップ』、『ミッキー・マウス・マーチ』など多くの曲で、ユーロビート界に多大な貢献をされてきました。世界中のファンがあなたとA-Beat Cの貢献に対して感謝しています。また、このサイトのためにインタヴューに応じて頂いたことに対しても感謝したいと思います!最後に何かお言葉を頂けますか。
Domino: この数年間、私をサポートしてきて下さったファンの方々全員に感謝したいと思います。決してあなた方をがっかりさせないと約束します。でも、もしそうさせてしまったら、「こうして欲しい」とか「こんなことはしないで欲しい」とか、いつでも私に言って下さいね。そしてずっと私を好きでいて下さいね。
Author:俺様ちゃん
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