
80年代後半、バブルに沸いた日本に巻き起こった第一次ユーロビートブーム。
大ヒット曲となった"Bye Bye Baby"を引っ下げて、イタリアから彗星のごとく日本のユーロビートシーンに登場した彼。その後も"Guy Guy"やRadioramaとのデュエット曲"One, Two, Three"などでダンスフロアを賑わせ、91年には東芝EMIよりソロアルバム"いけないトーイボーイ"が発売されるほどの人気者となった。
しかし時は流れ、第二次ブームには全くその名前を見かけることがなくなり、消えてしまったのかと思われた。が、96年に当時期待の新レーベルであった Deltaから、"I Don't Wanna Break Your Sweet Heart"(かなり長いタイトル)で見事に復活、古くからのビーターを安心させてくれた。それ以降の活躍は"Running In The 90's"や"Golden Age"のロングヒットなどでご承知の通り。
さてさて、ここからが本題。筆者は"Bye Bye Baby"の12"アナログ盤のジャケットを見て『ほぉ、なかなかイケメンじゃん』と思った訳だが、ご存知のようにユーロビートの世界ではジャケットの人=アーティスト、つかボーカリストという図式は成り立たないのが常である。まあ、創生期にはまだFred Ventura、Aleph、Paul Lekakisなど顔出ししてるアーティストも結構居たのだけれど。しかしMax Coveriの場合、ジャケットを古い曲から順番に追っかけて見て行っても、"I Don't Wanna Break Your Sweet Heart"までずっと、写っているのは彼のままだった。年輪を重ねてかなり雰囲気は変わっていたものの、見紛うことなく彼であったのだ。またこれは筆者がネット検索で見つけた、彼が日本に紹介される以前のアナログ盤でも確認されている。『うーん。ってことは本人か?いや待てよ。声はころころ変わってるしなぁ・・・』そう、歌声は何度か変わっているのである。(続く)
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