今日はかなーり前になりますが、ゲストブックの方にメッセージを頂いたニコラ・アルヴァーティさんに関してです。
アルヴァーティさんというと最近ではDavide Di Marcantonio氏と
テクノや
トランスのプロデュースをされておりますが、これまでにも
ユーロビートにはあまり関わってこられていないので、正直なところよく存知上げていませんでした。
ユーロビートではリリースされたのはS.O.S. feat. Annalise - We Come Together、Dominique Pratt - Always In My Mind、Barbie - Feel It Feel Itぐらいでしょうか。ご自身も「ユーロは90年代にスタンガ、カリアと一緒に何曲か作ったけど、ボクは基本的にはユーロのプロデューサーじゃないのでそこんとこヨロシク。ほとんどは
テクノか
トランス、最近ではハードスタイルを作ってる」と仰っています。
彼もマントヴァ生まれのマントヴァ育ちで、音楽の世界では90年頃から活動されています。
90年から95年までは、主にアメリカンロックの曲をレパートリーとしていたImnoqua(イムノクア)というカヴァーバンドでキーボードを担当されていました。94年にDave Rodgersのスタジオに通い始め、Daveと一緒に
テクノを4〜5曲作ったんだそうですが、「当時はハウスを作りたかったんだけど、ジャンカルロはハウスには興味無かったので、共作はほとんどないんだ」とのこと。
その後、同じくマントヴァにスタジオを構えていたDavide Di Marcantonioと知り合い、「ダヴィデが沢山のことを学べるって言うんで」Gino Cariaの元に通い始めます。
それは95年のことだったんですが、その時には既にCaria氏は具合が悪かったんだそうです。
「ジーノのスタジオは小さいけどすっごくキレイでね、マントヴァ郊外の田舎にある赤レンガ作りのかわいい家だった」
そこでカリア氏の録音作業を手伝いながら、本当に興味のあるジャンルではなかったけれど、
ユーロビートの世界をより良く知るために学んだのだとのこと。
「それでハウスを作るという考えは捨てて、Luigi StangaとStefano Castagnaのスタジオにも通い出したんだけど、残念なことにその1年後ジーノが亡くなって、その年には大混乱が起きたんだ。ダヴィデもルイージもステーファノもどうしたらいいのか、誰に頼ればいいのか分からなくて」
やはり、80年代からユーロの世界に身を置き、日本のマーケットにも詳しかったカリア氏の存在は大きかったんですね。
このゴタゴタで身を引いたアルヴァーティさんは、その後2年間は誰ともコラボをせず、EMIイタリアのためにダンスを数曲プロデュースしましたが、結局リリースされることはなく、1年間ただ働きになってしまったらしいです。
更に、98年には火事でスタジオが全焼、またゼロから全て始めなければならなくなってしまいました。
「めちゃめちゃついてないよ。器材を全部買揃えてスタジオを再建しなきゃならなかったんだ。実質的には2000年までは何もできなかった」
そして2000年、なんとか復興させた彼はあるDJとレーベルを設立(Wicked Music Italy)し、
テクノ、
トランス、ダンス、ハウスをプロデュース。まずまず順調に2年が過ぎました。しかし、またもや不幸に見舞われてしまいます。
*
Squash - Barcollo Ma Non MolloパートナーのDJがレーベルのお金を横領し、アルヴァーティさんのものでもあったお金まで懐に収めてしまったのです。この時点でそのレーベルを離れ、一人でやっていくことに決めました。
「この業界にはペテンにかけようと狙ってるゴロツキが居るんだよ」
しかしまあ、踏んだり蹴ったりの惨々な目に遭ってますね・・・。
2002年から2004年まではダンスも
テクノも作らず、「儲けは薄いけど確実だし」ということで、専らCMの音楽をプロデュース。
そして、2004年にマルカントーニオ氏のスタジオでジェルメッティさんと知り合い、彼等と共同で、自分の得意分野である
トランス、
テクノでの経験を活かしたヴェンチャーを始めることに決まりました。その結果がAkyr発の楽曲となっているというわけですね。また、それと同時にDldrecords Italyのためにも別の曲を作られたりしているそうです。
*
Electro Ears - Tutorial #1あと、こんなことも仰ってました。
「そんなこんなで、この業界は難しくて敵が多いんだ。皆、コラボしたがってるように見えるけど、結局は自分の利益にしか関心がないし。それと
ユーロビートのプロデューサーって言っても皆が皆、イタリアで有名人でお金持ちだとは限らないんだよ。ダッローラ、パスクィーニ、レオナルディを除いては、皆慎ましいもんで、ヘリコプターとかフェラーリとか持ってないし、イタリアでは無名人さ」
でも、リモンティさんは赤のフェラーリに乗られてますよね(笑)。HRGはちょっと場所が離れているので、面識がないのかも知れませんね。デイヴは楽器店も経営しているそうで、そのお店のHPアドレスを教えて頂きました。
*
musicvillageDima氏とは知り合って10年以上になるわけですが、すごく才能があって、彼とはものっそい友達だと仰っています。
「ダヴィデは妙な信念を持ってて、日本人は
ユーロビートしか聞かないって信じているんだ」そうです(笑)。うーん、
トランスとか
テクノに比べて、って意味でしょうかね。
>「ダヴィデは妙な信念を持ってて、日本人はユーロビートしか聞かないって信じているんだ」
この1行でなんか泣けてきました…
しかしこのアルヴァーティさんという方はついてないですね。身に覚えの無い事で本来の実力を振るえないというのはさぞ辛かったでしょうね。
でも、スタジオが焼けてしまっても音楽を続けているっていうのは、仕事熱心というよりも他の情熱を感じさせますね。
【2006/11/29 22:47】
URL | 鉄磨きする #-
そう、もうほんとにお気の毒って感じでした。
騙されたり酷い目に会っても、この業界が好きだから他のことはできないんだそうです。
【2006/11/29 23:26】
URL | 俺様ちゃん #7dmq8oQg [
編集 ]
「ダヴィデは妙な信念を持ってて、日本人はユーロビートしか聞かないって信じているんだ」
惚れます。マジで(笑)。
日本人の為に作ってくれてるってことですからね……嬉しい限りです。
というか個人的にはイタリアのEUROBEATプロデューサーってお金持ちっていうイメージはあまり私の中にはなかったんですが。EUROBEATってお金になりそうにないじゃないですか。別のことでどれだけお金を稼ぐのかが勝負なのかと(笑)。
シンガーなんて更に、です(笑)。
【2006/11/30 20:07】
URL | 矢八郎 #-
>矢八郎さん あー、そう意味にも取れますね(笑) 今だとあまり儲からないような気がしますが、SAIFAMグループ(A-BEATもそうですけど)があそこまで大きくなったのは日本での成功があったからですし、ブームが起きたらデカいんでしょうね。まあ、それを作り続けてくれているというのは好きじゃないとできないことだと思いますけど。シンガーの人は1曲唄っていくらなので、契約のベースが変わらない限り同じなんでしょうけど。
【2006/11/30 23:04】
URL | 俺様ちゃん #wLMIWoss [
編集 ]
おーれーさーまーちゃーん、お元気ですか?あ、記事にはぜんぜん関係ないコメントですいません。へへ。先日はお見舞いありがとうございました。おかげさまですっかり回復しました。俺様ちゃんはまだぴーひゃらちゃんですか?早く元気になってくださいね。それではまた。
【2006/12/15 09:38】
URL | ぷふ #-
>ぷふさん
長引かずに治られて良かったです。ウイルス性の場合って劇的に治ることが多いんでしょうか。ぷふさんも、ありがとうございます。俺様ちゃんの下痢ピーは一日だけでしたのよ。
俺様ちゃんは元気なんですが、この頃お葬式が多くてちょっとブルーですね。うーん、シーシュポスの神話の気分です(笑)。
【2006/12/15 21:13】
URL | 俺様ちゃん #-
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【2006/12/26 22:37】
| #
はじめまして
俺様ちゃんさんはじめまして。
僕もユーロビート大好きでCLUB Euromaniaにもよく遊びに行ってます!
後、あなたのblogにもパパさんのblogへのリンクがありましたね。
僕のblog・サイトにもパパさんのblogへのリンクがあります。
反2ちゃんねるの僕ですがこれからもよろしく!
【2006/12/27 10:11】
URL | GIGA RAVE #dzpr68Hs [
編集 ]
>MAKOTOさん
L.A.スタイル、懐かしいですね。
実は私、JBってあの曲が出るずっと前に亡くなった人なんだと思ってました。クリスマスに亡くなられたとは・・・。そう言えば、以前MAKOTOさんに笑わせて頂いた岸田今日子さんもお亡くなりになりましたが、MAKOTOさんには何かそのようなパワーがあるのかもですね。
>GIGA RAVEさん
どうも初めまして、よろしくお願い致します。
以前、一人の親。さんのところでコメントされているのを拝見しまして、「おや、ユーロビートが好きな人が居る」と感心したことがあります(笑)。
【2006/12/27 21:52】
URL | 俺様ちゃん #7dmq8oQg [
編集 ]
>俺様ちゃんさん
LAスタイルなつかしいですよね。あと、JBIS DEADの音、よくABEATC(とゆうかシンクレア?)が使ってましたよね。あの音、今も好きです。
岸田今日子さんのことですがあれもちょっとびっくりしました。(DEAD OR ALIVEの話でしたし)
【2006/12/29 00:22】
URL | MAKOTO #-
>MAKOTOさん
あー、よく使ってましたね。パッと思い付くのはEDOの一連の曲です(タイトルは外れてたら恥ずかしいので書きませんが 笑)。私もテクノブームの時にはあの曲とか2Unlimitedとか好きでした・・・ってアレはテクノじゃないか(笑)。
【2006/12/29 19:51】
URL | 俺様ちゃん #-
>俺様ちゃんさん
ユーリアリーガットミー、ストレンジァー、トラトラトラ、バーニングラブとかですかね。
僕も2アンリミテッド好きですね。フォーってサンプリング他のテクノとかでよく使われましたしね。あと昔のEUROはサンプリングがよくつかわれてましたがいきなりまったく使われなくなりましたがあれは著作権とかきびしくなったからなんでしょうか?(話脱線しっぱなしですいません)
【2006/12/29 22:45】
URL | MAKOTO #-
>MAKOTOさん
あ、そうか。あれはストレンジャーだ。書かなくて良かった(笑)。いえね、ボンバーを書こうとしていたんですけど、ストレンジャーのイントロをボンバーだと勘違いしてました(笑)。
あのフォーよく使われますよね。ヤマハのシンセに入ってたとか聞きました。サンプリングですけど、ジェルメッティさんの話では効果音のサウンドライブラリーのCDは勿論、色んなジャンルのレコード、映画だとかあらゆるものから拾って来るって言ってました。Night Of Fireのサビのサンプルには「オーメン」が使われてるとか。「エクソシスト」だったら分かったんですけどね(笑)。著作権はあんまり気にしてないそうです(爆)。
【2006/12/29 23:39】
URL | 俺様ちゃん #-
>俺様ちゃんさん
ボンバーですか。あれがEDO名義の最後の曲なんで思い出深いです。
いろんなジャンルの音を拾ってくるとは意外でした。オーメンは名前は知ってますが見たことないんでわからないですが面白いですね。 あと考えてみればダンシングって曲、ビー・の稲葉のサンプリング使ってましたがあまり考えてないからなんでしょうね。(大丈夫なのかはらはらしました)
【2006/12/30 23:13】
URL | MAKOTO #-
>MAKOTOさん
ブラットはB'zが好きなのか、他にも使ってると読んだことがあります(笑)。
DIMAはプログレッシヴ・ロックが好きなので、Street Of FireとかBreak The NightとかにELPの曲を使ってるんだとか。(って、私はプログレとか分かりませんけど)70年代のスーパーバンドを忘れないためのトリヴュート的なものなんだそうです。
色んなジャンルの曲を聞いていたら、何のサンプリングが使われてるとか分かって面白いでしょうね。
【2006/12/31 00:06】
URL | 俺様ちゃん #-
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